自虐ネタを言う人は実は他人も傷つけている理由

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あなたは自虐ネタをよく言ったりしますか?

自虐ネタって自分を卑下するだけで笑いが取れたりするから使ってしまいがちだったりしますよね。

でも気づいていますか?

自虐ネタって他人を傷つけているんです。

その理由を解説します。

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自虐ネタを言う人は他人を傷つけている理由

例えばあなたが「俺、チビだからモテないんだよなwww」と自虐ネタを言ったとしましょう。

自分的には誰も傷つけていないどころか自分も他人も笑わせているだけだと思っていることでしょう。

あなた的にはチビというコンプレックスは消化済みなので自虐にできるほどですが、みんながみんなそうではありません。

『チビ』という同じ属性を持っている人の中ではそれがずっと嫌であり、一番ネタにされるのが嫌な人もいます。

『チビ=モテない』という完全な方程式はありませんが、それを言って周囲が笑ったのなら「ああ、やっぱり俺はチビだからモテないんだ」と感じてしまいます。

つまり、自虐というものは自分と同じ属性にある人を傷つけている可能性があるということです。

自虐は自分を卑下しているだけだから平和的な物言いと思いがちですが、実は違うんですよね。

例えば『五体不満足』でお馴染みの乙武洋匡さんは自分のことをダルマだと自虐してきました。

しかし乙武さんと同じように五体不満足な人がそれを見て何を感じるかはわかりません。

乙武さん的には自虐で笑わせたい一心なのでしょうが、どこかでは同じ属性を持っている人が傷ついています。

自分が笑わせて気持ち良くなり、周囲も笑って気持ち良くなりますが、どこかの誰かは人知れず傷ついているんです。

新R25というサイトの記事で『「自虐を言う人は、そのものさしで人のことも見てる」バービーが“イジりと自虐”に思うこと』というものがありました。

要約すると、『自分が持っているものさしで周りの人を傷つけている』ということです。

本記事と同じようなことですが、自虐ネタをよく使ってきたバービーさんの発言だからこそ重みが生まれるんですよね。

自分のことをデブとかブスとか言うことで、そう言われてきた人が見たときにそれを想起させてしまい傷ついてしまうんです。

自虐ネタは言わない方がいい?でも何も言えなくなる社会になる

テレビでは自分の容姿をネタにすることはタブー化されつつあります。

欧米基準に合わせてきたのでしょうが、それを武器にして戦ってきた芸人さんなどは武器を一つ奪われたことになりますね。

私だって結構チビなのでこのブログではチビをネタにしている記事もあります。

だからチビであることをコンプレックスに思っている人を傷つけているのかもしれません。

それならもうやめるべきかと問われても、私はやめないと思います。

だって何もかも規制していったら何も言えなくなるからです。

でも自虐なんだから何でも許されるとは思わず、誰かを傷つけているという現実は自覚しておこうと思います。

少なくともこんな少数の人しか見ていないようなブログ記事ならいざしらず、公共の電波で大勢に対して見せてしまうのはいけないことなのかもしれませんね。

テレビから自虐が減れば、その分嫌な気持ちになる人は減るのかもしれません。

まとめ

自虐ネタは実は他人を傷つけているということを書いてみました。

人の心が何よりも大事という社会に変わってきたことはいいですが、どこまでいっても何をしても人の心は傷つきます。

どこかで折り合いをつけなければならないとは思いますが、配慮は必要不可欠な世の中となっていきそうです。

自虐を言うときは気をつけましょうね。

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