こんにちは、ユウスケです。
マイクロソフトはXboxゲームパスというサブスクで、大量のゲームを遊び放題にすることで好評を博しています。
それに対抗する形でソニーが展開するPS Plusも新プランを打ち出してきました。
その中に、PS3のソフトが遊び放題になるというものがあり、いよいよPS3も不要となるのか……と思いきや、一概にそうとも言えなそうです。
なぜなら、PS Plus新プランではPS3のソフトはストリーミングでしかプレイできないからです。
この意味を理解しているならご納得いただけると思いますが、そんな人ばかりでもないので解説します。
【注意】PS Plus新プランでPS3ソフトが遊べる!……けどストリーミングプレイのみ
「PS Plus新プランでPS3のソフトがプレイできる!やったー!」と思った人は多いことでしょう、しかし説明欄の一文「PS3タイトルのオリジナル版(クラウドストリーミングを通じてプレイ可能)」でテンション下がった人もいることでしょう。私もその一人です。
なぜストリーミングプレイのみだと駄目なのか。
理由は以下の通り。
- ストリーミングには多少なりとも動作遅延がある
- ネット回線が安定していないとプレイに難が生じる
- これからの技術革新で遅延がなくなっても「遅延しているのでは?」という先入観が消えない
ゲームのストリーミングプレイ最大の弱点といえばやはりコントローラーの入力遅延があるということでしょう。
ストリーミングプレイではゲーム機本体ではなく、別の場所にあるクラウドサーバーからゲーム情報を逐一ダウンロードして遊ぶものなので、入力情報が行って帰ってくるまでにほんの少しだけ時間がかかるんですよね。
体感できないくらい小さな遅延だったらいいんですが、どうしても感じてしまうレベルの遅延は起こるのです。
コマンド式RPGや戦略シミュレーションなら気にならないかもしれませんが、配信されるゲームの中にはかなり多くのアクションゲームあることでしょう。
アクションゲームでは0コンマ数秒でも入力遅延があるだけで攻撃を避けられなかったり当てられなかったりするのでこれは致命的です。
さらにネット回線が安定していないと、カクついたり、ゲーム自体が強制終了するなんてこともあります。
固定回線を有線でしっかり繋いでいるのなら安定しやすいでしょうが、Wi-Fiでプレイしている人はずっとヒヤヒヤする羽目になります。
これらの問題は技術革新によって解決されていくのかもしれませんが、完全なものとするには時間がかかるかもしれません。
そして、初めて遊ぶゲームで操作性が気に入らないときに「これは遅延しているからこうなのでは?」という先入観が生まれてしまいます。
そういうゲーム性なのか遅延問題なのかの区別が付きづらく、ゲームを心から楽しめなくなってしまいます。
以上のようなこともあって、PS3ソフトのストリーミングプレイは個人的にはあまりおすすめできないというわけです。
だから今のところPS3本体は手放すなよ、と。
【注意】PS Plus新プランでPS3ソフトが遊べる!……けどソニーと各ゲームメーカーが了承したものしか配信されない
ストリーミングプレイというもののデメリットを許容しても、もう一つのデメリットがあります。
それは、ソニーと各ゲームメーカーが了承したものしか配信されないということです。
例えばPS Nowのときもだったんですが、『ラチェットアンドクランク フューチャー2』というゲームが配信されていたんですが、ラインナップのどこを見ても『ラチェットアンドクランク フューチャー1』がなかったんですよね。
だからラチェクラフューチャーシリーズを最初からプレイするにはPS3本機が必要だったわけです。
外伝だけあって本編が配信されてないなんてものもありました(あくまでPS Nowででしたが)。
ケチなことするなぁとも思ったわけですが、それが企業というものなのでしかたないです。
ラチェクラはソニー傘下企業のソフトなので、サービス元のソニーだけの問題とも言えますが、その他の名作ソフトとなれば、各ゲームメーカーの事情も関わってきます。
例えばコナミのメタルギアシリーズは人気作なのに、いつまでたってもリマスターやリメイクが行われなく、ほぼ放置状態です。もちろんPS Nowでプレイできることもありませんでした。
ソニーもリマスターやリメイクを願っていることでしょうが、諸問題で首を立てに振らないんでしょうね。
PS Nowにもなかったので、もしかしたらメタルギアシリーズはPS Plus新プランでも配信はされないのかもしれませんね。
このように、各メーカーが首を立てに振ったものしか配信されないんです。
そして、おそらく「プレイできるのはいついつまで」という制限時間もつくかもしれません。
「あ、配信されてる!あとでやろーっと」と思って放置していたらいつの間にか配信停止していたなんてこともあるでしょう。
だからPS3本体を所持し、自分のタイミングでプレイできるという環境は残しておいた方がいいと思うのです。
PS3は手放すな!現役での使い道もたくさんあるぞ!
私がまだまだPS3を推す理由としてはソフトの面でもあるんですが、その他にもPS3でしかできないことがあるからです。
『PS3で十分すぎる!?まだまだ現役なPS3の使い道!』という記事で詳しく書いていますが、主に以下の通りです。
- Blu-rayが再生できる
- PS4よりDVDが高画質(?)で再生できる
- CDや音楽データが再生でき、取り込め、他機種(PSPやスマホなど)に転送できる
- 中古PS3ゲームを格安で入手できる
- リマスターやリメイクされなかったりPS Plus新プランでも配信されないであろうタイトルが遊べる
- 互換機能で豊富にあるPS1ソフトがプレイできる
- PSアーカイブスで一定のPS1やPS2ソフトなどが買えてプレイできる
- トルネでテレビ番組を視聴&録画できる
- You TubeやAmazonプライムビデオのアプリが使える
- Spotifyのアプリで広告付き無料視聴できる
など。
ソフト面で有益以外にもPS3には使い道が豊富にあるので、手放すには惜しいんですよね。
PS Plus新プランでPS3ソフトができるからって安易に手放さない方がいいんです。
まとめ
まだ始まってもいないPS Plusの新プランの悪いところを書いたわけですが、別にアンチPS Plus新プランなわけじゃありません。
というか始まったらすぐに加入するかもしれません。
でもPS3ソフトのみを目的としての加入や、手持ちのPS3の売却などはちょっと考え直した方がいいということです。
PS4とPS5のソフトは新プランでダウンロードプレイ可能なので、それが目的なら入る価値は大いにあるかと思われます。
以上、ユウスケがお送りしました。