オーウェルの小説『1984』に見るディストピアの恐怖。監視社会の波は日本にも?

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こんにちは、ユウスケです。

物語のモチーフにされる作品というものが世の中にはあります。

新世紀エヴァンゲリオンの聖書だったり、ドラゴンボールの西遊記だったり。

元になったものを知っていると、それを扱う物語がいっそう面白くなるものです。

そんな風に題材にされやすい物語の一つを私は知っています。

それは1984という小説です。

物語を要約すると、完全な監視社会の中で主人公と志を同じくする女性が歪んだ社会の中で足掻くというものです。

そんなモチーフにされやすい古典小説1984ですが、それがモチーフとなり現実という物語が作られてしまうかもしれません……。

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恐るべき監視社会を題材にした古典『1984』の要約

1984

村上春樹の小説『1Q84』の名前の由来にもなったジョージ・オーウェルの小説『1984』。

1984とはそのまま1984年のことを指していて、私達が生活しているこの世界に合ったはずの1984年とは違ったif(もしも)の世界の物語です。

ジャンルはディストピア(ユートピア=理想郷の正反対である管理社会)小説。

1984の世界は『オセアニア』『ユーラシア』『イースタシア』の三つに分断されていて、三国は常に戦争状態にあり、完全な均衡を保っています。

1984

オセアニアには『ビッグ・ブラザー』という党のトップが君臨しており、誰も逆らうことができません。

1984

主人公であるウィンストン・スミスはオセアニアの『真理省』の役員として働いており、毎日の仕事として歴史記録の改ざん作業を行っていました。

この世界において歴史とはビッグ・ブラザーが治める『党』が決めたもののことで、真実なんてものは重要ではないのです。

歴史は党の都合の良いように改ざんされ、人々はそれを信じるように洗脳されているのでした。

思考犯罪』というものがあり、ビッグ・ブラザーに反感を抱くということを考えただけで犯罪になり、省の役員に連行されてしまいます。

ウィンストンは真理省役員でありながら、隠れた思考犯罪者の一人でした。

そんな絶望的な社会に生きるウィンストンは、奔放な美女ジュリアと党中枢の役員であるオブライエンに出会うことで彼の人生はある転機を迎えます。

ジュリアは思考犯罪者の一人であり、そもそも思考だけでなく素行まで完全に党が取り締まるレベルのもので、そんな彼女にウィンストンは惹かれていきます。

そしてオブライエンはといえば党の重要ポストであるのにもかかわらず、ビッグ・ブラザーに歯向かうような思想の持ち主だったのです。

ウィンストンとジュリアはオブライエンとの密会に成功し、『ブラザー同盟』なる革命組織の存在を知らされます。

しかし実はオブライエンは『党』側のスパイであり、反逆者をあぶり出すために演技をしてただけだったのです。

オブライエンにより密告されたウィンストンとジュリアの人生は、破滅的な方向へと動き出すのでした……。

監視社会はフィクションではない。日本にもその波が来ている?

この物語、度合いは違えど今の現代社会に似てませんか?

党(社会)は人間を管理しやすくするために人々を皆同じになるように洗脳。

規律を守り党の言うことだけが正しく、自分の考えはなく、ただ生きている。

特に日本社会には『普通こそが正しい』という風習があり、一度規範から外れたものは再起が難しくなるようにできています。

日本だけでなくこの動きは他国でもあてはまり、アメリカ合衆国は急速な警察国家化があります。

いつか世界は大きく切り分けられ、1984本編の世界背景のようになってきてしまうかもしれません。

この小説の見どころは、小説でありながら別の世界線でありえたかもしれない現実を感じられるところです。

ありえたかもしれないではなく、これから始まるのかもしれないですけど……。

ちなみにこの1984という小説、いろんな作品でモデルやオマージュとして使われたりします。

小説家の村上春樹の作品『1Q84』だったり(タイトルがそのままですね)、最近では2015年に発売した小島プロダクションのゲーム『METAL GEAR SOLIDO V TPP』で主人公のビッグボスとビッグブラザーをかけた演出がされています。

多くの思想や作品に多大なる影響を与えた1984はやっぱり名作なんですよね。

監視社会の中で自由に生きる人々『プロール』

この世界には『プロール』と呼ばれる人々がいます。

彼らは社会的な立場で言えば最下層にいるような人々なのですが、党の支配が強く及んだ地域にいる人間とはまったく違う考え方を持っています。

1984

軽蔑の的であるプロールたちは党の洗脳が及んでいなくウィンストンも『プロールにこそ希望がある』と思っており、彼らは人間らしく生きています。

しかし小説内ではプロールの強さはあまり感じることができず、ただただ党による支配の恐ろしさを感じることになります。

プロールの姿を通じて逃げ場のない恐怖を感じることができるでしょう。

しかし主人公の思うとおり、希望はサイレントマジョリティーであるプロールにこそあるんですよね。

プロールとはプロレタリア(労働者階級)のことであり、つまり現代の私たち一般市民のオマージュと取れます。

誰がどんな巨大な権力を持とうが、大多数の一般市民の方が本当は強いはずなんです。

1984のようなディストピアが嫌なら、私たち一般市民が抵抗すればいいんです。

まとめ

何十年も前には人が人を虐殺する混沌の世界が広がっていました。

その時代が終わり、今度は秩序が台頭する時代になります。

人が人を殺そうとする社会ではなく、人が人を管理しようとする社会です。

それは下手をすれば1984世界のようなディストピアになってしまいかねません。

だから意識を高く持ち、ユートピアを目指したいものです。


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以上、ユウスケがお送りしました。

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