こんにちは、ユウスケです。
いまさらPS3を買おうと思っているけど、どうせならPS2下位互換できる初期型PS3にしようと思っている人はいませんか?
考え直してください。
正直、後悔します。
デメリットがあまりにも多すぎるのです。
初期型PS3はやめとけ!壊れやすい&ファンうるさい&電気代高いなどなどデメリット多し!
初期型PS3のデメリットは大きく3つ。
それは
- 壊れやすい
- ファンがうるさい
- 電気代が高い
というもの。
一つずつ解説します。
壊れやすい
PS3が販売されて今年2023年で何年目になるか知っていますか?
17年目です。
発売初日に買われたものなら、その年月分使われてきたということです。
最終型PS3の発売日が2012年ということもあり、最終型PS3との開きが6年もあるので、そのぶん最終型PS3の方が状態が良い可能性は高いはず。
ゲーム機の寿命は5年程度と言われており、どんなに大事に扱ってもいつかは故障します。
使えば使うほど故障の可能性は高まるので、現存する初期型は故障率が極まりきったものと言えるのでしょうね。
今現在動く初期型PS3であっても、買ったらすぐに壊れてしまうなんていうガチャを引かなければならないのです。
新品の初期型PS3がAmazonやメルカリにあったとしても、それは高額になるでしょうし、大金出して買うほどのものでもありません。
中古で買ってこそコスパの高い旧世代機のゲーム機なので、必然的に初期型PS3は選択肢から除外した方がいいというわけです。
ファンがうるさい
現状で動く初期型PS3を手に入れたとして、プレイするにあたり大きな支障があるリスクを伴います。
それは冷却ファンがうるさいこと。
内部の熱を冷やす冷却ファンは新品購入時から数年ほどは静かに動作しますが、ある日突然うるさく回りだすようになります。
扇風機を最強にしたとき以上の高音回転音が鳴り響くので、ゲームどころでもないし映像コンテンツにも集中できません。
実際に初期型S3が壊れるまで使っていたので身に沁みるほど体験したんですよね。
PS3の中でも改修前である初期型PS3こそが一番うるさいと言われていたりもします。
冷却ファンの回転音がうるさいということは内部が高温になっているということであり、すなわち長年の使用によりCPUなどが音を上げているということ。
故障が近いとも言えますね。
電気代が高め
初期型PS3の電気代がいくらになるか知っていますか?
比較のため中期型と後期型の電気代から紹介しておきます。
まずは中期型は平均230W。一時間あたりの電気代は約6円。
後期型は約190W。一時間あたりの電気代は約5円。
そしてPS2互換機ののある最初期型は約380Wで、一時間あたりの電気代だと10円を超えます。
こう見ると、バージョンアップするごとに大きく省エネ化したというわけですね。
中期型以降はまだ許容できる範囲ですが、やはり初期型は高すぎる……。
そんなに電気代かけてまでPS3ゲームをプレイしたいかといえば……うーん……。
20GB/60GBモデルはまだいいけど40GB/80GBモデルは絶対やめとけ!メリット一つもなし!
最初期型の20GB/60GBモデルはPS2互換機能があるので、まだメリットはあると言えるのですが、同じ初期型に分類される40GB/80GBモデルはPS2互換機能が削除されているためメリットが一つもなくなっています。
それなのに初期型に分類されるのでデメリットは据え置き。
1000円で完動品を手に入れられるのなら買いですが、そんな個体はまずないので数千円払ってデメリットばかりのPS3を買うべきではないのです。変な妥協は絶対にやめましょう。
私は初めて手に入れたPS3が初期型(40GBモデル)だったのですが、すでにお陀仏しておりジャンク品で売っても雀の涙程度なので押入れに眠ることになっています。
最近になって中期型を買いましたが、初期型と違って快適に使用できています。
初期型のメリットはPS2互換機能だけど、ぶっちゃけPS2&HDMI変換の方がコスパ高い
初期型(20GB/60GBモデル)の大きなメリットであるPS2互換機能は、発売当時やそれから数年は魅力的に映りました。
SD画質でしか出力できなかったPS2をHDMI出力により高画質でプレイできるのだから当時のゲーマーは歓喜しました。
しかし時代は変わり、PS2本機でHDMI変換出力ができる周辺機器が発売されるようになりました。
だからこそ初期型PS3はもうお役御免と考えるわけです。
そのHDML変換アダプターも安い方と高い方の大きく2種類があり、映像出力結果が結構違います。
どちらも所持していたことがあるので解説。
最初に買ったのは安い方の変換アダプター。
こちらは1000円以内で買えて、問題なくHDMI出力できるのですが、こちらはどうやらキャプチャボードを介すると音声のみになり画面が表示されなくなるらしく、ゲーム実況ができないというデメリットがありました。
そして後述する高い方を買ってから気付いたことなのですが、安い方はHD出力はされているものの、どこか引き伸ばされている(?)ような画面表示だったのですよね。
ブラウン管テレビに出力したときのような完全な4:3にはなっていなかったんです。
ゲーム実況をしてみたいと思った私はキャプチャボードにも対応した高めの方(5000円くらい)を購入(安い方は売っぱらいました)。
試してみると少々設定が必要でしたが問題なくHD出力。
そして前述したとおり、前の変換アダプターとは違い完全な4:3でモニターに出力されました。
キャプチャボードでの録画も可能に。
変換器としては少々お高めでしたが、満足度は高かったですね。
とまぁ、PS2のHD出力目当てで初期型PS3を欲しいと思っているのならその考えは捨てて、PS2とHDMI変換アダプターを買った方が性能もコスパもいいよと言いたいです。
もし何かの故障で出力されなくなったとしても、PS2本機か変換アダプター(かHDMIケーブル)を買い替えればいいので、初期型を買い直すよりも安価で済みます。
ていうかPS2互換目当てならエミュレータのPCSX2が最強
もしもPCがあるのなら『PCSX2』というエミュレータでPS2ソフトを遊ぶこともできます。
といってもエミュレータというものは法律的にグレーなものなので大っぴらに宣伝はできないんですけどね(取り締まるつもりもなさそうだけど)。
HD出力ができるだけでなくさらなる高画質化やフレームレート向上、チートも使えるようになるようです。
なお、使うためにはPS2本体のBIOSやゲームソフトのデータなどが必要になってきますが、違法アップされているものをダウンロードすると違法なので絶対にやめましょう。
PS2本体(できれば薄型)を中古で安く買って手順に沿ってBIOSをぶっこ抜く方法なら大丈夫。ゲームソフトのデータもPCで吸い出ししましょう。つまり所持しているもので使えばOKということです。
さて、PCSX2が動く最低スペックはそんな高性能でなくてもよくて、10年前の中古で5万円位するゲーミングPCなら普通にヌルヌル動きます。
私は以下のようなスペックのPCでPCSX2を動かしていますが、かなり快適です。
OS Win10 Home 64bit
CPU Core i7-6700 3.40GHz
メモリ 8GB
グラフィックボード GTX 970
数年前で6万円ほどで購入したものなので、今ならさらに安く手に入るかもしれません。
ちなみにグラフィックボードは物によってはいらないか、低スペのものでも大丈夫そうです。
PS2エミュレータのためだけにゲーミングPCを買うというのは高く付くものですが、PCSX2で得られるPS2ゲーム体験や動画編集・音楽作成・AIの導入など、できることが多いので、一家に一台ゲーミングPCはあって損はありません。可能性がすごい増えるんですもの。
最新の新品ゲーミングPCでなくていいので、買ってみるとゲームライフが捗りますよ。
まとめ
最後はゲーミングPCでのPS2エミュレータに話が逸れましたが、本筋は初期型PS3はやめとけという話でした。
PS3のソフトはエミュレータでも上手く動作しないものがほとんどなので、PS3ソフトをプレイするにはやはりPS3本体を買うべきです。もちろん初期型以外の状態の良いものをね。
さて、PS5の時代にPS3を買うというのも酔狂な話ですが、まだまだPS3でしかできないことは結構あるのでいまさらPS3を買おうとい考え自体は間違いではないのです。
PS3自体は持っておいても損はないので、手頃で状態のいいものがあれば一台くらいは手に入れておきたいものですね。
以上、ユウスケがお送りしました。