ネットで『プログラミング 独学 無理』と検索すると「別に無理じゃないからやってみてください」みたいな記事がいっぱい出てくると思います。
でもそういう記事って『今からプログラミングを習得したいけどどうやって勉強するか迷っている人向けの記事』だと思うんですよね。
現在進行系でプログラミングを勉強していて「もう無理だ……」と感じている人にとっては的外れな記事だったりしませんか?
この記事ではそんなプログラミング勉強を今現在がんばってるけど報われないような人の悩みを元プログラマだった私が解決します。
独学プログラミングでおすすめな3つのやり方
現在進行系でプログラミングの勉強をしていて無理を感じ始めた人は以下の方法を試してみてください。
一つのやり方に固執して勉強していると『分かった気になっているだけ』ということになったりします(以前の私がそうでした……)。
やったことのない勉強法を試してみると何か発見があるかもしれませんよ。
写経プログラミング
義務教育の勉強では黒板に書いてあることを書き写すなんてことをさせられていましたよね。
書くという行為はものを覚えるのにとても役立つと言われているので、とりあえず何かのプログラムコードをそっくりそのまま書き写し、動かしてみましょう。
もともと動くはずのコードだから、書き間違いがなければちゃんと動作します。
だから書くときに自然とコードを覚え、動いたときには達成感を得られます。
そうすることによりもっとやってみようと感じて学習が続きやすくなるということですね。
この写経プログラミングを続けることにより、ある程度法則性のようなものが見えてくると思うのでぜひやってみましょう。
プログラミングをしている人の動画を見る
教科書に書いてあることを学ぶよりも、実際にプログラミング中の工程を見ていた方がわかりやすかったりします。
下記の動画はパズドラのようなゲームをC言語で作る工程をそのままアップロードした動画です。
ただ見ているだけでは何がなんだかさっぱりかもしれませんが、要所要所で何をしているのかを調べれば「なるほど!」とあるとき分かり始めることもあるでしょう。
PC内の環境作りが面倒ならブラウザプログラミングで勉強
例えばpaiza.IOというサイトならPC内にプログラミング環境をわざわざ作ることなくブラウザでプログラミングの練習をすることができます。
簡単なプログラムしか試せませんが、まず環境作りという障害を克服することができるためプログラミング初心者には嬉しいサービスです。
勉強はしたいけど、するまでの過程がめんどくさいと感じる人におすすめです。
結局、一番効率が良いのは『プロに教えてもらうこと』だったりする
私はプログラマとして就職するためにプログラミング系の職業訓練に通っていたことがあります。
そのお陰で無事IT企業に就職することができたわけですが、やっぱり独学で勉強するよりもわかりやすくて勉強の効率も良かったです。
誰かに教えてもらうということは、勉学するうえでとても大事なことだなと大人になって再認識しました。
でも職業訓練でプログラミングを学ぶことは、ほんとにお金がないときの最終手段と考えた方がよさそうです。
なぜなら職業訓練には無料であるためにデメリットも多いからです。
プログラミング系職業訓練の記事に詳しく書きましたが、プログラミングの基礎を学べて良かったですがデメリットも数多くありました。
やはりお金があるのなら多少値が張ってもプログラミングスクールを受講した方が良いんじゃないかと思います。
プログラミングスクールはTECH CAMPのような有名どころを抑えておけばハズレはないかと。
話題のChatGPTに教えてもらうのは少し待った方がいい理由
AIの発展により、あらゆることが可能となりました。
例えば文章生成AIであるChatGPTに教えてもらえれば、プログラミングスクールなんていらないんじゃないかと思う人もいるでしょう。
しかしその考えはまだちょっとだけ早いのではないかと思います。
理由は一つ。
ChatGPTが本当のことを言っていない可能性があるから。
です。
ChatGPTは優秀です。優秀すぎます。
しかし今現在の段階ではまだまだ返答がおかしいところがあるんですよね。
そしてChatGPTが人間を超えて神のような性能を誇るようになったとしても、人間には理解不能になっていくからです。
その頃になるとAIにとって人間は馬鹿な存在になって、大人が子供に教えるように低レベルなことから懇切丁寧に対応してくれるでしょう。
しかし、潜在的に嘘を教えているという可能性はいつまでも否定できないんです。
あなたがChatGPTに教えてもらったことのせいで大失敗しても、ChatGPTは責任を取ってくれません。
私の将来のAIの不安は杞憂なのかもしれませんが、今現在ChatGPTの問題点は確実なものなので、少なくとも数年は人間が教えてくれるプログラミングスクールを利用すべきだと思っています。
独学プログラミングに無理を感じても諦めるのは損
プログラミングって何か作れるようになったら楽しそうだし、これから社会での需要も増えるので覚えておいて損はないスキルだと思います。
でもプログラミングを独学で勉強していると「全然わからん……」なんてことが起こることが多かったりしますよね。
私も経験者なのでわかるのですが、プログラミングは挫折するポイントが多すぎるんですよね。
まずPC内の環境作りで挫折する人あり、次に文法が難しくて挫折する人あり、その後も複雑怪奇すぎて挫折する人あり……。
でも大丈夫です。
プログラミングって慣れだったりしますから。
私たちが日本語を流暢に話し、書き、理解しているのも日本語に慣れ親しんだからです。
だから慣れ親しむまでプログラミングに触れ続けるということが大事だったりするんです。
自分で作ってみることが覚えるうえでは大事だったりするわけですが、「別に作りたいものがない……」なんて思ったりしてませんか?
教材にあるサンプルを自分一人で作ろうにも、つまらないわ一度躓いて分からなくなるわで全然捗らないですよね。
プログラミングで自由自在にプログラムを構築することに憧れはあるものの、今ネット上に転がっているフリーソフトやアプリで十分間に合ってるから作る気が起きないと……。
その気持ち、わかりすぎる……。
でも私はそこでプログラミング習得を諦めてほしくはないです。
なぜならプログラミングスキルはこれからもっともっと重要視されていくものだからです。
大きなことを言うとすれば、プログラミングスキルを習得すれば人生を変えることもできるんです。
プログラミングを勉強していて一度挫折するともう何もかも嫌になって諦めてしまいがちです。
しかしプログラミングスキルというものは、これからずっと続くであろうIT社会においてとりわけ必要とされる技術です。
ChatGPTのようなAI技術の発達で『プログラミングするプログラムの登場で人間のプログラマは必要なくなる』という意見もあったりしますが、それってあと何年後のことなんでしょうかね?
ChatGPTのような高性能AIは優秀で高度なプログラムを書くことはできるでしょうが、それを人間自体が「信用できるか」は別物なんです。
だからAIに『プログラミングさせること』も『プログラミングを教えてもらうこと』も少なくとも数年は様子見した方がいいんじゃないかと考えるわけです。
私はプログラミングよりも文章を書く方が好きで得意だったために、プログラマとしての活動を今はしていませんが、正直収入という面ではプログラミングの仕事をした方が良いのかもしれません。
それくらいプログラマという職業は高給であり、社会に求められているのです。
日本国ではIT技術者が足りないと言われる昨今、日本人のプログラマはスキルさえあれば仕事にありつけるんです。
まとめ
プログラミングというものは勉強の途中で無理ゲーだと何度も思ってしまいがちです。
実際私もそうでしたから。
それでも私は勉強を続け、実際にプログラマとして就職することもできました。
プログラミングスキルを身に着けるには様々手段があります。
自分の人生をより良きものにするためにも、ぜひともプログラミングは習得しておきたいものです。