こんにちは、ユウスケです。
「プログラマになりたいからプログラミング系(IT系)の職業訓練に行きたい!……でもそれ系の職業訓練って実際どうなの?プログラミング身につくの?就職できるの?メリット・デメリットを教えてほしい」
って人の悩みを解決する記事です。
私は実際にプログラミング系の職業訓練を受けたことがあります。
その中で知ったプログラミング系職業訓練のメリット・デメリットなどを体験談として書き記しておきます。
プログラミング系職業訓練のメリット・デメリット
初めに言っておきますが、職業訓練自体は良いものです。
特に、金銭的に余裕がないけど専門的な技術を身に着けたいと思っている人にはかなりおすすめな制度です。
私も数年前にプログラミング系の職業訓練に通って、卒業後にIT企業に就職したことがありました。
お金のない若者にとってはほんとにありがたい制度ですよね。
だから金銭面に問題があり、かつプログラミングを習いたいと思っている人にはすごいおすすめなんです。
しかし職業訓練の種類は数あれど、プログラミング系の職業訓練ほど一長一短あるコースはないと思っています。
私は通う前はメリットしか見えていませんでしたが、いざ通学してみるとデメリットの部分も見えるようになってきました。
そんなプログラミング系職業訓練のメリット・デメリットを紹介します。
メリット
- 無料で受けられる
- 受講中は求職者給付金の延長ができる
- 低所得層なら給付金制度がある
- ハローワークの人が自分に合った求人票を見つけてきてくれる
何よりもまず大きなメリットは、無料で技能を身につけられるということですよね。
当時お金がないけどプログラミングを習いたいと思っていた私にとってはとても嬉しいことでした。
職業訓練を受けている間は、雇用保険給付の延長ができます。
そのため、職業訓練に通う人の中には、雇用保険給付の延長を狙って職業訓練に通おうと思う人もいるようです。
なかなか就職が決まらない人にとっては雇用保険給付金は生活するうえで死活問題ですから仕方ないですよね。
ちなみに低所得者層で一定の条件を満たせば、雇用保険を受給していなくても給付金制度を活用できます。
職業訓練で卒業の時期が近づくと、担当の人が求人票を見つけてきてくれるなど就職先の斡旋をしてくれます。
どこでもいいからとりあえずプログラマとして就職して実戦経験を積みたいと思っているのなら、担当の人に任せきりでも就職まで行けると思います。
デメリット
- 基本的なことしか習えない
- 授業がわからなくなっても基本的に先に進んでいってしまう
- 必要のないITの歴史とかで時間が使われる
- 募集人数が多くて受からないこともある
- 教科書代は自腹
- おすすめされる会社はブラックっぽいところが多い
職業訓練でのプログラミング授業はまずは初歩の初歩から習います。
『基本的なことから学べる』と捉えるか、『基本的なことしか学べない』と捉えるかはその人次第ですが、私は結局後者の意見であり実践でそのまま使うには足りないかなと思いました。
無料での受講なので贅沢は言えないわけですが。
そして私が通った職業訓練では、プログラミングではあまり関係のないIT社会の歴史も授業で学びました。
この授業に時間使うのは意味ないような……とも思いましたね(笑)
そして何よりもまず、募集に対して受講希望者が多くて受からないなんてこともあります。
簡単な筆記試験と面談もあります。
私は若かったために一発で合格できましたが、もし落ちていたら次の募集まで数ヶ月待たなければならなかったでしょう。
受かったら無料で授業を受けることができるわけですが、授業で使う教材代は有料です。私のときは全部で一万円くらいしましたね。
今どきプログラミングを学ぶ上で紙の教材とか必要なのか?とも思いましたが。
メリットの部分で書いたとおり、就職する段階になると担当の方がおすすめの求人を持ってきてくれますが、ハローワークに掲載されているものなのであまり良い求人票じゃないものもあったりします……。
元々プログラマという職業はブラックぎみなため、ハローワークにしか求人票を出していない会社というのは……って感じです……。
そのため私はハローワーク求人には見切りをつけて、他の転職サイトから就職先を見つけて働き始めることになりました。
講師の方いわく、「あまりプログラミング系の職業訓練は良くはない」と言っていました。
通っている私たちはどうなるんだと言いたくはなりますが(笑)
その言葉の意図としては、『IT技術というものはすぐに新しいものが生まれて習ったものも過去のものとなってしまうから』ということだと思います。
職業訓練というものは多種多様な分野があり、プログラミングを専門で教えているという機関ではないために教えている情報も少し古いのかもしれません……。
それから、私が教わった講師の方はずっと教える立場だったとのことで、職業としてのプログラマをしたことはないそうです……。
どうせなら実戦経験のある人を講師にしてほしかったな……とは思いましたね。
無料で受講できてありがたい制度なのですが、いざ通ってみるとなるとデメリットが多く感じました……。
まぁどのほとんどはプログラミング系の職業訓練だからなのでしょうけど。
他の技能を学ぶ職業訓練だったらもっとメリット面が多く感じるのかもしれません。
プログラミング勉強の独学は難しい
私は職業訓練を受ける前、プログラマになろうと思い、独学でプログラミングの勉強をしていたことがありました。
まずはC言語だろうと思い、専門書を読んで勉強しました。
専門書を読んで分かった気になっていたわけですが、いざ作ってみるとなると別に作りたいものもないうえに、サンプル教材を試しに作ってみても面白くない。
挫折すること必至でした(頑張って続けましたが)。
プログラミングの実践しようとするとまずつまずくのがPC内の環境構築です。
環境構築ができないとプログラミングを実践することもできないために、最初はかなり苦労したことを覚えています。
機械には人間のように直接問いただすということができないために、上手くいかないとかなりストレスが溜まります。
やっぱり何かを教えてもらうには人間の力が必要なんです。
今後AIの技術が発達して、人間の意図を人間並に理解し受け答えできるようになれば話は別ですが、まだまだそこまでの技術革新はありません。
西暦2045年にはAIが人間以上の知能を持つようになると言われていますが、あと数十年必要も待てませんよね(笑)
人工知能が完全にプログラミングをする時代まで人間のプログラマというものは、社会にとって必要不可欠=需要があるってことなんです。
プログラミングスキルは身に付けておいていた方がいいのです。
最近では小学校からプログラミングが必修科目となり、これからの人材はプログラミングができて当たり前なんて時代もくるのかもしれません。
プログラミングができない=教養がないなんて時代になる前に最低限はできるようになっておきたいものです。
お金に余裕があるならプログラミングスクールに行った方がいいかも
職業訓練は全くお金もなくて切羽詰まっているという求職者にはおすすめな制度です。
しかしプログラマ希望者で、そこまで困窮していないという人は普通にプログラミングスクールに通った方が良いと思いますよ。
どれもそこまで高くはないので、一生モノの技術を身に着けておくのもいいか。
以下の2つは特に人気なプログラミングスクールです。
- TechAcademy
- TECH::CAMP
プログラミングスクールは世の中様々ありますが、あまり多く紹介してしまっても迷うと思うので2つに絞り込みました。
それぞれ紹介します。
TechAcademy
TechAcademyは完全オンライン完結型のプログラミングスクールです。
有名所のプログラミングスクールというものは主に首都圏ばかりに存在するために、地方住みの人は通えないという問題があります。
その場合はやはりTechAcademyのようなオンライン型のプログラミングスクールの方が合ってます。
講師の方に直接会って教えてもらいたいという人には不向きですが、マンツーマンレッスン (メンタリング)やチャットサポートがあるためにわからないところがあってもすぐに訊くことができます。
TechAcademyはコースが様々あり、好きなものを受講できます。
職業訓練では広く浅くといった感じで習ったのであまり身にならないようなこともありましたが、専門的に習えるのなら最低限実践レベルでの技術習得はできるかと。
そして職業訓練と違い、講師が現役のエンジニアだというところが特徴。
実際に使っている技術を学べるので実践で役立ちます。
TechAcademyではカリキュラムの教科書がカリキュラム終了後も閲覧することができるというのも特徴。
しかも教科書自体がアップデートされていくので、いつでも最新の技術を学べるということです。
職業訓練では紙媒体の教科書を総額一万円くらい買わされましたが、今読むと技術自体が古くなっているんだろうなぁと思います。
成長速度が速いIT技術なのでこれは嬉しいです。
そしてなんとTechAcademyは一週間無料体験ができます。
続けるかどうかは無料体験をしてから決めるとして、プログラミングについて右も左もわからないような人は試してみる価値はあるはずです。
TECH::CAMP
TECH::CAMPはオフラインとオンラインを両方兼ね備えたプログラミングスクール。
TechAcademyのような完全オンライン型プログラミングスクールではなく、直接会って教えてほしいという人はTECH::CAMPが良いかもしれませんね。
主に首都圏に教室を展開しています。
勉強場所として別にコワーキングスペースを借りる必要もないため、学習場所がほしいと思っている人には嬉しいですよね。
教室自体は平日16-22時、土日祝13-19時に解放されているため仕事終わりに立ち寄って勉強するのにちょうどいいですよね。
教室で勉強しているときは自由に講師の方に教えてもらえます。
職業訓練では講師が一人か二人しかいなかったためにわからなくても質問順番待ちで苦労したことがありました……。
その点、TECH::CAMPでは講師の方が多いので安心ですね。
カリキュラム自体は何千回とアップデートされており、常に新しい情報を学ぶことができます。
下記のツイートのように、あの本田圭佑選手もTECH::CAMPで学んだことがあるというということです。
W杯後、本田さん @kskgroup2017 とTECH::CAMPでプログラミング漬けの一週間をすごしました。貪欲に学ぶ姿に、むしろこちらの方が学ぶことが多かったです。NowDoでの新しい挑戦を応援しています!
本田圭佑が開発者に熱く語った50分「僕がエンジェル投資家をする理由」https://t.co/MU7Rdvw9OB
— マコなり社長 (@mako_yukinari) May 30, 2019
上記のTechAcademyと違い、講師の方は現役エンジニアではなくプロの講師とのこと。
そこだけ見ると職業訓練と同じに思えますが、TechAcademyでは高難度の試験にクリアしないと講師資格は得られないため質の高い授業が受けられるかと。
まとめ
以上、プログラミング系職業訓練のメリット・デメリットなどについて語ってみました。
IT系で食っていくのならプログラミングの勉強というものは一生涯続けるものです。
そのため職業訓練やプログラミングスクールで学んだからといって終わりではありません。
しかし、プログラミングスキルの基礎を覚えるにはやはり誰かに教えてもらった方がいいんです。
基礎がしっかりしていないと後々困ることは明白ですから。
自分にあった学び方を選んでプログラミング人生をスタートさせましょう!
以上、ユウスケがお送りしました。