こんにちは、ユウスケです。
世の中とは面白いもので、『働かない若者が所属する企業』という矛盾した会社が存在するそうです。
その名も『NEET株式会社』!!
ニートのニートによるニートための企業『NEET株式会社』
まさに上記の見出しがピッタリですね。
NEET株式会社は、多くのニートが所属し自由に面白おかしく働く(?)会社です。
世間からは烏合の衆とも呼ばれてそうですが、利益を目的とせず一つの社会実験として考えれば評価も変わってくるはずですよ。
まずは会社情報について見ていきましょうか。
企業概要
- 2013年11月、全員が6000円ずつ出資し設立
- 資本金は百万円くらい
- 全員が取締役で上下関係なし
- 代表取締役『若新雄純』ほか数名
- 従業員0人
- 出勤時間規定なし
- 株主は代表の若新と生活保護受給者以外全員
- 業務内容は不明(つまり何でもあり)
- 基本給なし
- 完全成果報酬型
発起人で代表の『若新雄純』とは何者?
発起人で代表の『若新雄純』って方、すごい人みたいですね……。
宮城県仙台市にて、東証一部に上場するほどの就職困難者向け就労サービス企業を立ち上げたかと思えば、自意識過剰が災いして取締役を退任。その後、慶應義塾大学院にて修士号を取得。そのあとはフリーランスとして『NEET株式会社』やら『鯖江市役所JK課』やら多くの事業を行っています。
全員が取締役という実験的な起業ですが、代表取締役にはこうした実力のある人が必用ですよね。
NEET株式会社のニートの定義
ニートの定義は様々ありますが、NEET株式会社によるニート定義は『雇用されていないこと』というものです。
だからネオニートの端くれである私も立派なニートであり、NEET株式会社には就職できるというわけですね。
日本社会のニートの定義って曖昧ですもんね。
もうNEET株式会社みたいに『雇用されていないこと=ニート』に統一してもいいんじゃないですか?
だから起業人でもニート、お笑い芸人でもニート、専業主婦でもニート。
孫正義もニート、明石家さんまもニート、母もニート。
……それは嫌だな……。
実績一覧
でも一応実績は上げているそうです
その一覧が下記。
- 成果報酬で月収3万円を実現するメンバーが誕生
- 共同生活の拠点『ニートシェアハウス』を築く
- メンバー同士でカップルになり結婚
- 起業し成功
- 他の企業に就職
- レンタルニート事業発足
- ニー活(ニートのための活動)
- プラモデル作成代行業発足
- ニコニコ超会議に出展
- LINEスタンプ販売
- 24時間塾オープン
などなど。
収益に結びつくかと言えばそうではなさそうですが、なんだか自由で楽しそうですなぁ……。
NEET株式会社の魅力
実験的な起業のために、利益などは考えずに自由に行動できるのが社風のようです。
そんなNEET株式会社の魅力を一覧にしてまとめました。
- ニート仲間ができる
- 『取締役』という肩書が手に入る
- ビジネスネームで活動できる
- 仕事をしてもしなくてもいい
- 上下関係やノルマ、社内規定に縛られることがない
- 固定給がない代わりに稼いだ金は全部自分のもの(税金以外)
基本的に所属すれば誰もが取締役になれるので、社会への言い訳が一つ作れるのがいいですよね(例.敵「君、普段何してるの?」→自分「会社の取締役やってるんだ」)。
さらに本名でなくビジネスネームとして活動できるので、本来の自分とは別の人間としての時間を楽しめます。
ニートが主体なのでもちろん働かなくてもよし(働いてもよし)。
固定給がない代わりに規則がないところもポイント高し。
ニートたちは、まとまることを諦めた……
これまでの会社方針では、取締役全員がまとまることで『自主的で民主的な組織』を目指していました。
しかし、結局まとまらなかったそうです(ニートは自我我欲が強いのです)。
なので、まとまることを諦め、『好きな仲間たちとの新しい取り組みを自由に行える体制』へと変わりました。
つまりNEET株式会社は一つの大きな共同体ではなく、枠組みとして機能しつつニート特有の発想力で何かを生み出すことができればいいですね。
取締役募集するらしい
NEET株式会社は社内の循環のためか、取締役を募集することがあります。
従業員ではなく取締役を募集するんです。
これを書いている2018年9現在は募集していませんが、8月までは求人募集あったらしいですね。
もしNEET株式会社に就職したいと考えているのなら、少したてばまた募集し始めると思うので期待して待ちましょう。
倒産の可能性は?
起業以来、会社としては日の目を見ないNEET株式会社。
そんな中、『倒産』の二文字がネット上で取り沙汰されることがあります。
大きな事業があるわけでもなし、本来の会社としては機能してないのでそりゃそうなるわな。
しかし2018年現在は順調(???)にいっているみたいで倒産はなさそうです。
そもそも大きな事業やってるわけじゃないし、あんまりお金もかかるわけじゃないから倒産も何もない気が……。
まとめ
大成功なんて絶対言えないけど、そこそこいろいろやれて楽しそうな会社だと感じました。
絶賛ニート中の方や就活中の方は、一度就職先として検討してみてはいかがかな?←
NEET株式会社、これからも目が離せませんね……!
以上、ユウスケがお送りしました。