こんにちは、ユウスケです。
HSPとは心が繊細過ぎる人のことを指すために、感動しやすいという特徴もあります。
言葉で説明すると、美しいものが直接心に入ってくるって感じなんですかね?
そんな感動しやすいHSPについてちょっと書いてみました。
芸術や音楽など美しいものに心打たれやすいHSP
HSPは芸術や音楽(=美しいもの)に心を動かされやすいわけですが、これって現代社会ではデメリットばかりのHSP特性の中で特に大きなメリットだと思います。
現代社会は娯楽に溢れているために、心から楽しめるものがたくさんあるということですからね(最近は『作品』よりも『商品』が多くなっているように感じて残念ではありますが)。
個人的な感覚としては、HSPの心は薄皮一枚であり触れ合った作品の芸術性が染み込みやすいって感じなんですかね。
私は空を見ることが大好きなのですが、たまたま友人といるときに綺麗な夕焼けだったときに「空が綺麗だなぁ……」と感嘆たる思いを口にしたところ「空きれい状態かよwww」と笑われたりしたことがありました(『空きれい状態』とは、心神喪失状態の人が呆然と虚空を見上げているさまのスラング)。
その友達はその綺麗な空を見ても対して気にしているようにも見えなかったんですよね。
個人的にはこんなに綺麗な空なのに何も思わないんだろうか……?と不思議に感じたものですが、これってやっぱりHSPと非HSPの違いなんじゃないかなぁと感じました。
私はそんな綺麗な空を見ただけで生きていて良かったと思える事柄なんですけどね。
身近な芸術作品と言えば映画ですが、その感じ方についても書きますか。
日本では映画は興行収入がヒットの指標とされますが、ヒット作とされるものにはエンターテインメント性の強いものが多いように思います。
子供でも分かるような簡単で盛り上がる映画ですね。
だから芸術性があっても静かで分かりづらく盛り上がりに欠ける映画というものは、評価されづらかったりします。
一見つまらないような映画なんですよね芸術性のある作品って。
でもHSPはそんな作品が好きという人が多いんじゃないかなぁと勝手に思っています。
だってHSPである私がそうなんですもの。
『2001年宇宙の旅』なんか評価されていはいるけど、観てみたら退屈な作品だったって感想を抱く人も多そう……。
私個人的には『ミスター・ノーバディ』という作品がものすごい好きなんですが、これ多くの非HSPの人には分かってもらえないだろうなと思います。
まあ同じHSPだからといって趣味が違えば理解されないでしょうけど。
『2001年宇宙の旅』も『ミスター・ノーバディ』もAmazonプライムビデオで見放題なのでよかったら観てみてください。
芸術家や音楽家にはHSPが多い?
芸術や音楽とは感性から来るものを形にしたものです。
全て理系的に計算し尽くして作るスタイルの人も中にはいますが、神様から与えられたようなインスピレーションで作られるものが人に評価されるものです。
そのためにHSPという素養は芸術や音楽を作るうえで非常に大事なものだったりするんですよね。
古来より芸術家というものは社交場に出て他人との進行を深めることよりも、引きこもって作品を黙々と作り上げるということを大事にしていました。
HSPの気質そのままですね。
そんなHSPであろう芸術家・音楽家を何人か紹介します。
まずは尾崎豊。
若い人はあまり知らないと思いますが、才能豊かな男性歌手です。
彼はとても繊細で多くの歌をこの世界に残しました。
しかし極度な繊細さが間接的に起因してか、彼は26才の若さで亡くなったんです(奇しくも彼は私が産まれた1992年に死亡しており、この記事を書いている私は今26才です)。
尾崎豊という人間はおそらく、というか絶対HSPだったと思います。
繊細だからこそ生まれる作品というものはあるものなのです。
他にも作家だと村上春樹がHSPだと思います。
彼は人と接することがあまり好きじゃなく、俗世から離れたような生活をしています。
そして右脳的感性から生まれる作品群はまさしくHSPだろうなと勝手に思っています。
村上春樹の小説って完全な左脳人間にとっては理解不能で敬遠されてそうですが、あるがままを受け止める右脳的特性優位なHSPにとっては評価できる作品なんだと思います。
それから私が推す作家に滝本竜彦という人がいるのですが、その人もたぶんHSP気質だと思います。
長年引きこもり生活をしていた中で、いろいろなことに考えを巡らせ、少ない作品にも関わらず名作をいくつも排出したその才能には感服しますよ。
さて、HSPには芸術家や音楽家が多いということはあなたがHSPなのであればあなたにもその才覚は埋まっている可能性もあるということです。
HSPの適職についての記事にも書きましたが、作詞家・作曲家・歌手などの各種クリエイターにHSPは向いており、現代ではインターネットの発展により作品を披露する場も多いのです。
だから芸術家気質なHSPが生きやすくなるための土壌はできているんですよね。
今の仕事をしながらでも自分の作品を作ってコツコツUPしていけば、いつかその才能が認められる日が来るかもしれませんよ。
誰かは見ているものです。
逆に非HSPの感覚がわからない件
私はHSP側にいるから当たり前なんですが、非HSPの感覚がわかりません。
私はHSPらしくクラシックのような綺麗で静かな音楽も好きなのですが、非HSPの典型的な友人的には何が良いのかさっぱりわからないそうです(ちなみにその友達はオラオラ系音楽が好きです)。
私は神社仏閣も好きでたまに行くのですが、その友達は一緒に行ったときは居心地悪そうにしていました(笑)
彼はおそらく日本古来からあるような情景の美しさを感じることはできないんじゃないかなぁと。
まあ彼は非HSPの精鋭だと思うので多くの人はそこまでじゃないとは思いますが。
非HSPの人は私たちHSPが目を留めてしまうようなこともスルーしがちなんだと思います(それを羨ましく思うこともありますが……)。
HSPと非HSPは感覚が全然違うために、結局分かり合えないんだろうなぁと残念に感じています。
まとめ
HSPは芸術作品に感動しやすいということについて書いてみました。
HSPの人なら「あるある」と思ってもらえたのでは?
さて、私は美しいものを見て感動はするのですが、涙を流すということはありません。
これは個人差がありますよね。
心の中で感動を噛み締めるというのが私の感覚なのです。
逆に悲しいことがあるときは涙の止め方がわかりません……(誰か教えてくれ)。
美しいものを見て美しいと思う心があるということは、本当はとても尊いことなのでしょうね。個人的に当たり前になりすぎてますが。
どんな人間の特性にも一長一短があるものです。
芸術や音楽に感動しやすいという特性を大切に思っていきたいと思います。
以上、ユウスケがお送りしました。