こんにちは、ユウスケです。
両目の視力差が大きいことを不同視、もしくはガチャ目と言います。
強度不同視になると視え方がおかしくなったりするので大変なんですよね。
だからといってメガネでの矯正は難しかったり……。
この記事は私も患っている不同視(ガチャ目)の情報記事です。
当事者が書いた記事なので、両目左右の視力差がつらい人は参考になると思いますよ。
左右視力差が大きくて不同視(ガチャ目)がつらい人集まれ!!
不同視ってつらいですよね。
私は極度の不同視なためそのつらさは痛いほどよくわかります……。
両目の視力差が大きければ大きいほど違和感も大きくなり、私は今では片目にコンタクトをしていなければどこか曇ったような視界になってしまっています……。
あなたがもし不同視ならば、私ほど酷いかはわかりませんが、違和感は感じているはずです。
私はそんな不同視の違和感から開放されるべくいろいろな不同視対策をしてきました。
そんな私が、不同視持ちでも違和感なく生活できる術を伝授していきたいと思います。
まずは同じ不同視として親近感を抱いてもらうため、不同視の症状あるあるを書いてみました(一部強度不同視のみのあるあるかも)。
当事者が感じる不同視の症状
視点が近くか遠くか定まらない
強度不同視だと、片目の近視は近くのものに視点を合わせようとし、視力が良い方は遠くに視点と合わせようとするためにどこか視え方がおかしいんですよね……。
まあこれは強度不同視な私独自の視え方かもしれませんが、なんか白くモヤが張っているみたいになります(コンタクトやメガネを付けるとなくなります)。
両目で見るとそのように変になるのですが、片目ずつ見るようにするとウソのように楽になります。
片目を瞑ると楽
片目を瞑ると視え方が正常になるので楽になるのです。
なので眼帯など、片目でものを見られる工夫をすると良いのです。
普段から眼帯を付けて外を歩くのはちょっと危ないので、私はなるべく家にいるときだけ片目にしています。
片目は近視なのに、もう片目は遠視になる
近視の片目が近くのものを見るようの目になってしまうがために、良い方のもう片目は遠くを見る専用の目になってしまいがちです。
片目は近視で片目は遠視……。
不同視になるとこんなことも起こってしまうわけなんですよね……。
常時眠い・だるい
ものを見ることが億劫になってしまうためか、常時眠かったりだるかったりします。
何も手につかなくなり、慢性的なだるさを感じるようにもなるのです。
そして横になって片目だけを使う状態でいることが楽になるようになります。
その状態でスマホなどを見てしまうがためにさらに不同視が悪化してしまうというわけなんですね。
不同視メガネをかけて過ごすと頭痛や吐き気で気持ち悪い
強度不同視で完全に見えるようなメガネを作ると、両目のレンズの違いから不同視裸眼とはまた違ったおかしな見え方になってしまいます。
そのため脳が混乱し、頭痛や吐き気を感じることもあります。
まっすぐパソコンの画面だけを見ているときなら気持ち悪さはそれほどでもないのですが、常時視線を動かすような場面になると一気に気持ち悪くなります。
外に出かけるなどの行動をするときは、完全に矯正したメガネではなく、コンタクトレンズか度数を抑えた不同視メガネを着用するようにしましょう。
斜視になりやすい・斜視になるかもしれないという恐怖がある
『ガチャ目』という言葉は『両目の視力差が大きく違う』という意味の他に、『両目の向いている方向が違う』という意味の『斜視』のことも指すためにややこしかったりしますよね(笑)
私は強度不同視ですが、斜視にはなっていません(おそらく……)。
しかし不同視というものは斜視になりやすい傾向があるらしいです。
メガネやコンタクトなどで常時矯正していなければ良い方の目ばかりを無意識的に使ってしまい、悪い方の目がどんどん動くことをサボって斜視になっていくんでしょうね……。
今斜視になっていなくとも、下手したらいつかなってしまうという恐怖感は拭えないものです……。
だから面倒くさくてもメガネやコンタクトなんかで常時矯正しておいた方がいいんですよね。
まあ、斜視というものは手術で治るらしいですが。
不同視の原因を当事者が考察
私が不同視になってしまったことには紆余曲折があるわけですが、多くの不同視の方の視力差が大きくなってしまった原因はなんといっても片目だけでものを見がちだったことでしょう。
私の不同視も結局それが原因でした。
私の場合、携帯電話を使い始めた高校生時代から不同視は悪化し始めましたね……。
小学生・中学生の頃も軽度の不同視ではあったんですが、全然気にしていなくて、左目の方が近くを見やすからと寝転がりながら右目を敷布団にうずめて左目だけで携帯でネットサーフィンしていたわけですよ。しかも真っ暗なところで。
すると不同視はどんどん悪化。
今では右目0.8(くらい?)、左目0.01以下という強度不同視となってしまったわけです。
現代ではスマホを常用する若年層が多いので、視力差に悩む若者も多くなってるんじゃないかなぁと思います。
今、あなたが私の高校生時代と同じ癖を持っているのなら今すぐやめることが重要です。
不同視の当事者(大人)が実践している矯正方法
矯正が難しいとされる不同視ですが、矯正できないというわけではないので安心してください。
矯正法が様々ある中からいくつかピックアップしてみたので参考にしてみてください。
不同視メガネでの矯正
不同視は基本的にメガネでの矯正が難しいです。
両目の視力差が大きいと片目のレンズだけが厚くなってしまい、視え方がおかしくなったり、気持ち悪くなったり、頭痛を感じたりすることになります。
メガネ屋さんでは一応作ってはくれるんですが、不同視メガネの作成はあまりおすすめされません。
メガネ屋さんも不同視の矯正は難しいということをわかっているんでしょうね……。
私が今手元にある不同視メガネの写真を貼っておきます。
レンズが左片目だけ厚いですが、これでも度数は抑えめに作っているんです。
両目で見たときの視え方の悪さを最小限に抑える工夫をしています。
もし悪い方の片目の度数に完全に合わせたとしたらレンズの厚さはこんなもんじゃないんですよね……。
不同視メガネは視え方がおかしいので不必要とも思えますが、コンタクトが使えない日などのために作っていて損はありません。
ちなみにこれよりも度数の弱いメガネを作ってもらいました。
見え方は裸眼の不同視とそんなに変わらないのですが、不同視メガネ特有の気持ち悪さは軽減されています。
不同視メガネは使い分けが大事なんですよね。
コンタクトレンズでの矯正
今、私の主だった矯正法です。
コンタクトレンズは目とレンズとの距離がゼロなため、メガネのように視え方がおかしくなったりはしません。
そのため、不同視の方でも完全に矯正できる手っ取り早い方法なんです。
それに両目が近視の人は毎回両目分のコンタクトを買わなければなりませんが、不同視だと片目分なためその分お得だったりします(笑)
出費が二分の一で済むために経済的ですね(自虐)
一ヶ月連続装用コンタクトという『一ヶ月間寝るときもずっと付けていてもいいコンタクト』があります。
それが『エアオプティクスアクアEX』です。
コンタクトを付け外しするのが面倒くさいという人におすすめ。
メガネだけで対処できる両目近視にはわからないであろう不同視の面倒くささから解放してくれるコンタクトです。
でも長年使用した経験から言うと、違和感なくずっと付けていられるのは半月くらいかな?と思っています。
それでも半月付けっぱなしは楽でいいです……!
でも大事な目のことですから、なるべくは毎日付け外しするのがベストなんでしょうけどね……。
ちなみに花粉の時期は駄目になりやすいので、花粉時期だけはワンデーコンタクトで毎日つけ外しするのがいいと思いますよ。
一ヶ月間つけっぱなしは自己責任で行いましょうね。
眼帯・アイパッチなどで片方の目を隠す
特に強度不同視の場合なんかは、裸眼で普通に生活しているだけでもその視え方はおかしくなってしまっています。
そのため眼帯やアイパッチなどを使うことによって、片目だけ見えるようにすると楽になったりするんです。
しかし困ったことに日本という国では眼帯をしていると奇異の目で見られたりします……。
医療用眼帯だったら「ものもらいでもあるのかな?」と思ってくれそうですが、医療用眼帯は白いので光が眼帯で塞いだ片目にも差し込んでしまうために眼帯の裏側が見えるのでちょっと視え方が変です……。
海賊やビッグボスがするような黒い光を遮る眼帯が普段でも使えるのが一番良いんですけどね……。
家では気にせず付けられますが、そんなん会社や学校に付けてきたら中二病だと思われてしまいます……。
不同視を一発で治すなら視力矯正手術が良いかも
金銭的に余裕がある人は視力矯正手術を受けてみるのもいいかもしれません。
様々ありますが、自分に合ったものを選びましょう。
両目近視と違い、片目だけの矯正となるのでその分出費を抑えられます。
そんな視力矯正手術の主だったものを紹介します。
レーシック
まずは視力矯正手術と言えばお馴染みのレーシックです。
サッカー日本代表の本田選手が施術を受けたことでも話題となり、最安で数万円代からでも受けることができることでも有名ですよね。
安いことは良いことですが、もしレーシックを受けるのなら大事な目のためにも信頼できる医院で自分が納得できるプランを選びましょう。
でもレーシックっていろいろ問題になったし、個人的にはあまりおすすめできない方法だったりします。
視力矯正の手術を検討しているのならレーシック以外の方がいいかも……。
ICL(眼内レンズ)
白内障手術の応用技術によって、レーシックに代わる新しい視力矯正手術として生まれたのがICL。
眼内にレンズを入れることで半一生涯コンタクトを付けた状態になる視力矯正手術です。
白内障手術に似た手術形式なのでその歴史は長いためレーシックより安全で、いつでも手術前の状態に戻すことができるのが一番のメリット。
レーシックだと時間が立つに連れて視力が下がるなんてことがある人もいるそうですが、ICLの場合はその心配もなし。
何かあればレンズを取り出して対処することもできるので安心ですよね。
費用は片目約30万円ほどとお高めですが、分割もできるので安心です。
あのホリエモンもおすすめだそうです。
私もお金があれば受けようかと考えている手術ですね。
オルソケラトロジー・オサート
寝ている間だけコンタクトを付け、起きてコンタクトを外すと近視を矯正できているという矯正法です。
睡眠時に付けるコンタクトには凹凸が付いており、それで眼球を一時的に変形させることにより矯正します。
起きている間だけ遠くが視えるように眼球の形を変形させるのです。
しかし一日たつと眼球の形が元に戻ってしまい、視力も戻ってしまうので毎日寝る前の装用が必須となっています。
レーシックのように目に跡を付けるのでもなく、ICLのように眼内にレンズを入れるわけでもないので、大仰なことはなるべくしたくないという人にもおすすめですね。
でも私のような強度近視には対応していないため、軽度近視専用の視力矯正方法と言えます。
費用は約20万円ほどです。
オルソケラトロジーでも矯正できないような強度近視は、オサートという独自の方法で矯正できます。
オルソケラトロジーで視力矯正したいけど、強度近視だからそれが叶わないという人のために立案された矯正法。
基本的にオルソケラトロジーと同じように寝る前にコンタクトを取り付けて起きたら外すといった手法です。
しかしこのオサートという方法は現在は三井メディカルクリニックでしか取り扱っていない手法なため、どうしてもオサートじゃなきゃダメという方は三井メディカルクリニックに行く必用があります。
費用としては約24万~とオルソケラトロジーよりお高め。
子供ならまだすぐに不同視は治る!大人になる前に矯正するべき
視力というものは子供の頃なら近視になってしまっても治りやすいとよく言いますよね。
体がまだ発育中なため、どんな生活環境にでも対応できるようにするためだと思われます。
しかし、体が出来上がった大人の視力が回復したという話はあるにはありますが、あまり聞きませんよね(訓練で視力回復を目指すこともできるそうですが、長期間かかってしまうため、途中で諦めてしまう人も多いです)。
もしあなたが成長期の子供であるのなら今からでも不同視矯正トレーニングで両眼視を取り戻すべきです。
もしあなたにお子さんがいたとして片目でものを見る癖があるとしたら、その子の将来のためにもやめさせてあげてください。
両目の視力差が大きいと分かったなら、眼帯やアイパッチを使って悪い方の目を今からでも訓練し始めてみてください。子供のうちはまだ回復する見込みも大きいですから。
まとめ
不同視のつらさって、中々人には理解してもらえないような気がします。
もういっそ両目の視力が悪ければメガネなんかで矯正できて楽なんですけどね(笑)
でもそれでも片目が遠くまで視えているということは良いことです。
もう片方の目を悪くして不同視から解放されようなんてことは考えないようにしましょうね(私は考えたことがありました……w)。
あなたが大人で不同視に悩んでいるとしたらまずはコンタクトや不同視メガネでの矯正を施しましょう。うまく調整できれば物の見え方が大きく変わって生活がより良いものとなります。
自力で治すことを諦めたのなら、最終手段として視力矯正手術での矯正もありかと。
これからも不同視に関する記事は発信していきたいと思うので、不同視の方、不同視になりかけている方などなど参考にしてみてください。
以上、ユウスケがお送りしました。