こんにちは、ユウスケです。
『インターネット規制』と聞いて何を思い浮かべますか?
ある人は『中国共産党が実施するようなネット検閲』を想像するかと思います。
ある人は『無秩序な現代のインターネットに秩序がもたらされること』を想像するのかもしれません。
賛否両論ありますが、ネット規制が世界的な動きとなっているかもしれないんです。
日本で世界でインターネット規制される日が近い!?
インターネットが検閲されているような国といえば中国を思い浮かべる人が多いかと思います。
中国共産党にとって驚異の一大事件であった天安門事件という言葉を書き込んだだけでアウトになってしまうのが今の中国の実態らしい。
自由があってこそのインターネットですからこれは嫌ですよね。
しかし日本のように自由すぎるというのも考えものなもので、日本のネット上はカオスなものとなっています。
匿名掲示板やSNSには悪口が溢れ、YouTubeのコメント欄は荒れ、Amazonのレビューには逸脱した低評価レビューが乱立することもあります。
そんな中でネット規制はもうすぐ側まで来ていると発言する人がいます。
『やりすぎ都市伝説』関暁夫氏の話
Mr.都市伝説としてお馴染み関暁夫氏がある警告を鳴らしています。
それは要約すると、
「ネットに余計なことを書くな!後悔するぞ!」
ということです。
AI技術の発達により今まで人間の手では制御しきれなかったネット空間を、隅から隅まで掌握することが可能になる時代がすぐ側まで来ています。
そのため、あなたがSNSや匿名掲示板などに書き込んだ言葉がそのままあなたの人間的な価値として還元されるようになるのです。
これってとても危険なことだとは思いませんか?
今までなんとなく人の悪口なんかを書き込んでいた人は、少なくとも今のうちから書き込みを消していった方がいいかもしれませんね……。
今までは半自動半手動で行われてきたネット秩序の維持も、そのうちそのほとんどをAIが担う時代になるでしょう。
人間はただAIへの指示出しのみを行うのです。
ありとあらゆるデータから人間の行動予測も可能になり、半分未来予知的なことも可能になるのかもしれません。
そして関暁夫氏いわく、見せしめ逮捕なるものもそのうち行われるようになってくるそうです。
それがいわゆる人間選別の始まりだとかなんとか。
地球上に人間が増えすぎて混沌と化す前に善良な人々だけにあらかじめ選別し生きるべき人間だけにするとかなんとか。
これからどんなことになっていくかはわかりませんが、今までのようなインターネットはいつまでも続くものではないのです。
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SNSの危険性。ネット上に自分の価値を落とすことを書かないことを勧める
今でこそ手軽&匿名で他人の悪口でも簡単に書き込むことができますが、ネット空間を監視する完全無欠なAIが出現したとしたらそれは難しくなっていくのかもしれません。
ネット全体を覆う検閲網が発言の意味を複雑なアルゴリズムにより前後の文脈などからAI自体が思考し、書き込みを行う前に警告を鳴らすなんてことにもなるかもしれません。
しかしこれまでの何を書き込んでもお咎めのなかった緩いネット時代の発言は、削除申請等をしない限りは永久に残っていくものです。
AIはありとあらゆる情報から考えて書き込んだ本人をあなただと特定するなんて芸当も可能になるのかも。
SNSは誰でも無料で手軽に使えてしまうものだからついつい余計なことまで書き込んでしまがちです。
だからこそそこに危険が潜んでいるのです。
Twitterは『バカ発見器』『バカッター』だなんて呼ばれているように、その人の書き込みにその人の人間性がよく現れるものです。
現実世界でのあなたの人間性がどうであれ、ネット上の人間性が壊滅的であったのならこれからの社会は生きていけなくなってしまうのかもしれませんよ。
ネットに一定の秩序は必要かも……
今は自由すぎるくらいに自由なネット空間。
匿名で使用できる2ちゃんねる(現5ちゃんねる)や偽名登録が可能なSNSなど、ネット空間でのみのペルソナを用い安易な発言する人が多い現代。
普段の自分では言えないことも、ネット空間になら匿名という仮面を被ることで簡単に躊躇なく発言(書き込み)することができます。
何気なく書き込んだたった一行の言葉が誰かの心を深く傷つけることだってあるのですが、書き込んだ本人は「ネタだから」と逃げようとすることもあるでしょう。
しかしそんな言い訳はもう通用しない世の中になっていくのかもしれませんね。
ネット上に完全な匿名などほぼない
掲示板やSNSに気軽に何でも匿名で書き込めますが、それは本当の意味での匿名ではありません。
SNSなら最初にメールアドレスでの登録が義務付けられているでしょうし、匿名掲示板にいたっても訴えを起こされたりすれば運営はIP情報を公開できます。
つまり匿名であると思っているものの殆どは匿名ではないのです。
あなたがどんな悪口を書こうとも、あなたがどんな変態的なことを書こうとも、あなたがどんな慈善的なことを書こうとも、いつか誰かに見つかるかもしれないんです。
ネットは仮想空間ですが、現実空間の延長です。
慎重に利用しましょうね。
AIはビッグブラザーになりえるか
前述したとおり、これからの時代はAI技術の発達によりネットにはある一定の秩序が訪れることになるでしょう。
人工知能(AI)は人類最後の発明と言われるように、AIが人間以上になれば人間自体が何かを発明することはなくなりAI主体の技術進歩が可能になります(芸術分野他以外)。
AIが大人の人間以上になったらすでにそれは神の領域に達すると言われており、この現実世界に文字通り神(西洋文化のような絶対神)が誕生するということです。
それが達成されると言われているのが西暦2045年。シンギュラリティと言われる年です。
そして危惧されることが、神となったAIが主体となり人間を管理し始めるのではないかということです。
今でこそSIRIを代表するAIは人間の幼児並の知能しか持ち合わせていないためかわいいものに感じますが、それがこの地球人類の誰よりも知能が優れた存在になったとき、もはや人間にはそのAIが何をもって行動をするのか理解できないようになるのです。
イギリスの古典に『1984』という小説があります。
内容を要約すると『ある特定の人物(概念?)ビッグブラザーが巨大な共産国を支配し、その意に逆らう思考を持った者は生きていけない世界観の物語』です。
本当はもっと深い物語なのですが、今回のAIによる人間支配と合わせて語ってみると、つまりこれから訪れるであろう神格化したAI=ビッグブラザーにもなり得るというわけです。
『1984』は名作であり世界に訪れる最悪のシナリオの一つであり、読んで損はないと思うのでどうぞお手に取ってみてください。
個人的にはタチコマ的なAIを望む
攻殻機動隊という漫画(とアニメ)があります。
その中にゆるキャラ的なロボットにタチコマ(フチコマ、ロジコマ)というものが存在します。
人間の形はしておらず蜘蛛のような造形であり、戦闘用に作られたロボットなのですが搭載されているAIがなんともコミカルで面白いんですよね。
造形はどうであれ人間の子供ように話し、人間のように経験し理解するのでなんとも『人間らしいAI』なのです。
そして攻殻機動隊テレビアニメシリーズではタチコマはただの機械的な思考能力だけでなく、人間にしか存在しないというゴースト(魂)が芽生えたような描写がなされていました。
古今東西ロボット(=AI)を題材にした物語はたくさんありますが、ポジティブなものとネガティブなものどちらもあります。
それほど未だかつて見たこともないAIという人工生物に不確定要素が多すぎるということなんです。
ビッグブラザーにような無慈悲な思考マシンではなく、タチコマのようなユーモアのある血の通った人間らしいAIが誕生すればいいなと思います。
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まとめ
AIによって人間選別が始まるなんて言いますが、AIといっても様々な企業や個人が開発することになるでしょうし、たった一つの全知全能のAIが世界を支配することにはならないんじゃないかなとも思っています。
なんにしてもこれから訪れるであろうネット規制社会にはAIは必要不可欠なので良い関係性を築きたいものですね。
以上、ユウスケがお送りしました。
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